7月の白扇酒造さんのイベント”夏をCOOLに!”でご提供した梅酒のジェラート、これレシピ作りにものすごーく苦労しました😏
白扇酒造さんには梅酒のリキュールが3種類あります。
左から焼酎ベースの伝統的製法、日本酒が加わったもの、そして梅味醂です。
まず、梅味醂から挑戦しました。名前に惹かれました🤭ひと口飲むと、今まで飲んだことのない初めての味でした!白扇酒造さんを代表する、伝統製法熟成本みりんのまろやかで自然な甘さと、さわやかな梅の酸味が合わさって、まるでデザートワインを飲んでるような楽しい味わい!
これがそのままジェラートになったら、濃厚で新しい梅酒ジェラートになりそう!って思って早速試作を開始。ただ何度やってもジェラートがまったく固まってくれない。
ジェラートは本来、攪拌させながら空気を含ませてふんわりした仕上がりになるんですが、どろーっとした液状に近いものにしか仕上がらない。原因は本みりんの糖度の高さ。
糖度が高いと仕上がりが柔らかくなってしまうんですが、糖度の高さゆえ、ジェラートの味は良くても形が悪い。同じく柔らかくする要因のアルコールを飛ばしたら改善されるかも!と思いアルコールを完全に飛ばしてみても結果は同じ。牛乳じゃなくてヨーグルトだったら乳固形が固めるのを助けてくれるかもと思ったけどやっぱりだめ😓
白扇酒造さんを再度訪問して、試食、味の感想をいただきました。
ジェラート作りにはこっちが良いと思う!とすすめてもらったのが、こちらの梅酒😊
焼酎ベースの伝統的製法の梅酒
和歌山県産の梅に、本格米焼酎と氷砂糖を使用した伝統的製法の梅酒。
福来純伝統製法熟成本みりんを加えることで独特の風味が楽しめる。
こちらの梅酒にも本みりんがアクセントに入っていて、飲んでみると本みりんが味に奥行きをプラスしてる!!爽やかなんだけどコクがあって濃厚!梅味醂との違いは、梅味醂はデザート寄りで洋のお食事やデサートにもすごい合いそうだなー!って個人的な感想に対して、こちらはなんだかなつかしいような、ほーって落ち着くような美味しさを感じる伝統的な梅酒。でも本みりんが入ることで白扇酒造さんでしか味わえない特別感を感じる😊
試作再スタート。
白扇酒造さんのアドバイスで梅酒作りの際に漬けた梅の実も入れました😊
何度か試作して味、形状を整えて完成した梅酒ジェラート
ひと口目から梅とお酒どちらも広がる。爽やかさの中に奥深いコクを感じる味わい、後味にふわっと梅の味が再登場する。これは是非食前酒、食後の晩酌代わりやお供にも召し上がってもらいたい!夏にぴったりのお味!
この梅酒の他に、ゆず酒のジェラートも今イベント用に作った新作でした😊
白扇酒造さんの素材でジェラートを作るたびに感じること。
”香りまでも美味しい”が白扇酒造さんが作るお酒の特徴。香りで感じる美味しさが格別。実際に嗅いだ時、そしてお口に含んだ時にもこの香りがとにかく美味しさの底上げをしてる。
白扇酒造さんのこの香りまでも美味しいをジェラートにした時にも残すことがわたしのこだわりです。